Google日本語入力の設定画面を見なおしてみました。

2012-11-07

Google日本語入力の安定版がアップデートされました。
今回のアップデートの内容は下記の通りのようです。

  • Web から構築した辞書を更新しました。
  • 候補ウィンドウとモードアイコンについて、高精細ディスプレイでの表示に対応しました。
  • 顔文字が拡充されました。 例: おいしい → (๑´ڡ`๑) 、にこ → (╹◡╹)、ばんざい → ٩(๑´3`๑)۶、まゆ → (・ิω・ิ)
  • 読み間違いの修正候補の対象を増やしました。例: きじゃくせい → 脆弱性 (もしかして: ぜいじゃくせい)
  • 英単語を拡充しました。これにより、半角英数モードや全角英数モードでの英単語サジェストが豊富になりました。
  • 変換エンジンを平均 30% ほど高速化しました。

IMEから乗り換えた時点でそこそこ満足していたので、それ程不便を感じていませんでしたが、
確かに言われてみれば、高速化した気もします。
読み間違い機能の増強も嬉しいですが、試そうにも事例が思いつきません、、

不完全燃焼の為、Google日本語入力の設定画面を見直してみました。
少し発見があったので記事にしておきますね。

1.句読点変換を有効にする

これ、知りませんでした。
ヘルプを読んでも何の機能かさっぱりわからない為無視していましたが、
「全角モードで句読点(、。?!)を入力したら変換キーを押した状態になる」という事のようです。
プロパティ -> 入力補助 から設定可能です。

これは慣れれば面白そうなので、しばらく有効にしてみます。

2.シークレットモードとプレゼンテーションモード

シークレットモードは学習機能、辞書を無効(=無かった事にする)機能です。
いわばインストールした直後の状態に戻す感じです。
変換を確定すると、次に変換する時にはそれが一番先に出てきますね。
こういった学習機能を無効化します。自分で登録した辞書も無効になります。

プレゼンテーションモードは、サジェスト機能を無効にする機能。
こちらは辞書は有効のままです。

プロパティ -> プライバシーから設定可能です。

3.特殊変換モード(ショートカット)

google日本語入力を使っていると、日本語入力ソフトとは思えないほど気の利いたサジェストをしてくれる事があります。
映画やドラマのタイトルを途中まで入力すると候補として出てきます。

今回気づいた機能は、こういったサジェストとは別の機能。
特殊な変換ができるショートカットがあるようです。

きょう → 2012/11/07 (これは便利!)
1+1= → 2 (計算もできる)
3   → 1b11 (分かりづらいですが、10進数から2進数への変換です)
zl   → 「→」 (z+hjkl で矢印に変換できます)

まだまだ他にもたくさんありそうですね。


毎日使うツールだからこそ、ちょっとした設定を見直すと効率が上がりますよー

記号や演算子の読み方が分からない場合の対処方法

2012-11-05

プログラムを書いていると、たまにどうしても読み方が分からない記号に遭遇します。
記号は1文字であれば検索可能ですが、2文字以上の組合せは通常検索できません。
ダブルクォートで括っても同様に検索できません。

そして読み方を知らない場合、又は忘れている場合、
かなりの確率で使い方も忘れていますので、
エラーの解決にも無駄な時間がかかってしまう事でしょう。

そんな時にどう対処すれば良いのか、記号用語の調べ方をご紹介します。
簡易的な方法ですが結構使えますよ。


1.マニュアルなどのドキュメントを見る

この方法が王道でしょう。
読み方だけでなく、使い方も正確に調べる事ができます。
しかし、ドキュメントというものはボリュームが膨大で、表現が難しく、英語だったりします。

「これは比較演算子だな」とかある程度方向性が分かればドキュメントから調べる事ができますが、
初学者にとってはハードルが高いですよね。
そこで次の方法。


2.記号の名前をそのままつなげて検索してみる

記号単独の読み方は分かるはずです。
分からない場合、記号1文字であれば検索できますので、例えば「!」はエクスクラメーションマークだな、とわかります。

「=>」について知りたい場合、「イコール大なり」と検索してみましょう。
「/*」の場合は「スラッシュアスタリスク」ですね。

大抵の場合は、これで知りたい答えにたどり着きます。
プログラム言語名と一緒に検索すると尚良いです。


3.「言語名 演算子」とか「言語名 記号」で検索してみる

2.の方法だと答えが見つからないケースもあります。
そこで言語名と「演算子」「記号」「タグ」などと組み合わせて検索します。
構文についての解説をヒントに当たりをつけて、再検索します。
当たりがつけばドキュメントも辿れるはずなので、できれば公式なドキュメントを見たほうが良いです。


4.わざとエラーを起こしてログを確認する

調べたい記号や演算子を使ってエラーを発生させます。
そしてエラーログを確認してみて下さい。

例えば「=>」の場合、
「unexpected T_DOUBLE_ARROW」といったエラーが出力されます。
この場合「ダブルアロー」というヒントが得られますので、このキーワードで検索してみます。
特殊なメッセージの場合はそのまま検索してみるという手もあります。



ある程度言語に慣れてきたら、ドキュメントを見た方が実は早いのですが、
慣れるまでの簡易的な方法として、お悩みの方はぜひお試しください。

WordPress 関連する記事を表示させるプラグイン Yet Another Related Posts Plugin (YARPP)

2012-10-31

当ブログの投稿数が少し増えてきたので、関連記事を表示するプラグインを導入しました。

WordPressで関連記事を表示させるプラグインは幾つかありますが、
今回使用したのは「Yet Another Related Posts Plugin(YARPP)」です。

インストール方法と注意事項をメモしておきます。
設定方法が少し複雑なので、結構ハマる人もいるかと思います。
という事で、ちょっと解説を丁寧に書きました。

いずれにしても使いながらチューニングが必要ですね。
挑戦する方は頑張って下さいー


ダウンロード先

Yet Another Related Posts Plugin

インストール方法

1) ダウンロードしたファイルを解凍し、「wp-content/plugins」フォルダへアップします。
2) WP管理画面からプラグインを有効化

設定方法

1) 非表示になっている設定項目を全て表示させます。
 「表示オプション」→「フィルター設定」「関連スコア設定」にチェックを入れる。

2) データベースのテーブルが「MyISAM」でない場合、下記の警告が表示されます。
 警告が出た場合はボタンをクリックします。

このオプションを使用したければ、wp_postsテーブルに対してこのようなクエリを実行してください:ALTER TABLE `wp_posts` ENGINE = MyISAM;。このクエリはデータは一切消しません。
wp_postsテーブルが絶対MyISAMを使用していると思う方はこちらの魔法のボタンをどうぞ:嘘じゃないから

  これでうまくいかないと、下記の警告が表示されます。

YARPPのデータベースに修正できないエラーが発生しました。Please try manual SQL setup.

  この警告が出てしまった場合はデータベースを直接修正します。
  一度プラグインを無効にし、wp_postテーブルのストレージエンジンを「MyISAM」に変更して下さい。
  その後プラグインを有効にすればOK。

  ※MyISAM、InnoDBはいずれもメリット・デメリットがあります。
   「DBを管理しているが、この辺の事はよく分からない」といった場合には、
   変更しても良いかとは思います。
   この辺の話は技術的に高度な話になるので、
   活用できる知識が無いとどちらのメリットもあまり享受できないからです。
   InnoDBにこだわる方は、残念ながらこのプラグインは使用できません。

3) フィルタ設定をします。

このカテゴリーの記事を表示しない
関連記事のリンクに含めたくないカテゴリを選択します。
パスワードで保護されている記事も表示
パスワード保護された投稿を含めたくない場合にはチェック。
過去◯ヶ月の記事だけ表示
リンクに含める投稿の期間を指定。

3) 関連スコア設定をします。

表示する最低関連スコア
最初から数字を大きくすると、関連記事無しという事で該当無しになります。
小さい数字からはじめるのがおすすめ。
タイトル~タグ
表現が分かりづらいですが、「検討」を「考慮」と読み替えると理解しやすいです。
関連しているかどうかを算出するのに、どの項目を考慮するのか、という事です。
全ての投稿タイプの結果を表示
これはそのままの意味
過去の記事だけを表示
これはそのままの意味

4) 表示設定 ウェブサイト用 の設定をします。

自動的に関連記事を表示する
チェックを入れると、投稿ページに自動挿入されます。
チェックを入れない場合はテンプレートファイルに「related_posts();」を挿入
一度に表示する関連記事数
記事数を指定
関連記事表示を囲むタグ・各関連記事を囲むタグ
自動出力されるHTMLをここで加工できます。
抜粋を表示?
抜粋表示を使用している場合のみ利用可能
表示順番
関連記事リンクの表示順を選びます。このプラグインを使うからには「関連スコアの高い順」がノーマルかと思います。
関連記事がない時のメッセージ
フィルタ設定や関連スコア設定次第では該当記事が無い場合があります。
その時に表示するメッセージです。HTML使用可能。

5) 表示設定 RSS/Atom用 の設定をします。

自動的にフィードで関連記事を表示する
RSSにも関連記事のリンクを追加するにはチェック(RSSを無効にしている場合は設定不要)

ページナビゲーション(改ページ)を追加できるプラグイン|WP-PageNavi

2012-10-30

WordPressは投稿をどんどん追加していくシステムなので、投稿の一覧ページがあるのが通常です。
そして一覧ページには改ページが必要ですよね。

改ページは自分で実装すると意外と大変なので、プラグインを使うのが良いです。
今回は改ページの定番プラグイン「WP-PageNavi」をご紹介。


ダウンロード先

WP-PageNavi


インストール方法

1) ダウンロードしたファイルを解凍し、「wp-content/plugins」フォルダへアップします。

2) WP管理画面からプラグインを有効化すればOK


設定方法

このプラグインは有効化しただけではページに反映されません。
ページに反映するにはテンプレートファイルにコードを挿入する必要があります。

改ページを表示したい場所にこのようなコードを挿入します。

<?php wp_pagenavi(); ?>

するとこのようなHTMLが出力されます。
<div class='wp-pagenavi'>
	<span class='pages'>1 / 3</span><span class='current'>1</span>
	<a href='http://xxxxx/page/2' class='page larger'>2</a>
	<a href='http://xxxxx/page/3' class='page larger'>3</a>
	<a href='http://xxxxx/page/2' class='nextpostslink'>&raquo;</a>
</div>
※本当はこんな綺麗にインデントされてませんが、説明の都合上、見やすく整形しています。

簡単ですね。
HTMLの各要素にはクラスが割り振られていますので、CSSでデザイン変更もしやすいです。
プラグインフォルダの中にあるcssファイルを修正するか、別のcssファイルでスタイルを上書きしてもOK。

このプラグインはよく使うのですが、
凝ったカスタマイズをしていると、うまく動いてくれなかったりしますので、
導入してみてサクッと動かない場合はちょっと苦戦するかもしれません。
その辺の話はまた改めて記事にしたいと思います。

バナーサイズの国際標準は意外と少ない

2012-10-25

最近バナーが無いWebサイトはほとんど見かけません。
自分のサイトのピックアップコンテンツをバナー形式で訴求する事も多いので、Webサイト制作者にとってバナーは身近な存在となっています。

通常バナーサイズを決める時には、大体下記いずれかの方法で決めていると思います。

  1. 自分のサイトに載せる為に、自分のサイトに合わせてバナーサイズを決める
  2. バナーを掲載する為に、バナー掲載先のルールに合わせてバナーサイズを決める
どちらも正しい決め方だと思います。

(2)の場合で、バナー掲載先がポータルサイト等の場合、
バナーを掲載するにあたり、細かいレギュレーションに従う必要があります。
さらに掲載先がGoogleとかYahooなどのグローバル企業の場合、
レギュレーションのバナーサイズが共通している事が多いです。

なぜか。
バナーサイズにも国際基準があるからなのです。
バナーサイズの国際基準はIAB(インタラクティブ広告協議会)という団体が決めています。

現在規定されている国際標準のバナーサイズは下記7種類です。
サイズ 名称 ガイドライン
88 x 31 Micro Bar IMU
120 x 60 Button 2 IMU
180 x 150 Rectangle IMU/UAP
300 x 250 Midium Rectangle IMU/UAP
728 x 90 Leader Board IMU/UAP
160 x 600 Wide Skyscraper IMU/UAP
300 x 600 Half Page Ad IMU

意外と少ないですよね。
2011年頃に大幅に数が減って今の数になっています(定期的に見直しをするようです)。

ガイドラインのIMUというのがメインのガイドライン。
UAPというのはさらに推奨されるガイドライン。
どちらもIABによって定められたガイドラインです。

Googleはこの国際基準を全面的に採用しています。
IABに加盟しているという事もありますが、加盟団体の中でも温度差はあるようで、結構マチマチですね。

この他に日本の基準もあったり、古いバナーは依然としてたくさんあるので、
世界統一への道はかなり険しいようです。

結局自分のサイトにバナーを置くだけ、
という場合にはそれほど神経質にならなくても良い気はします。

複雑ですねー